ドア専門メーカーが教える収納扉の選び方〈前編〉

絶対に失敗したくない家づくり。間取りにはかなりこだわる方が多いと思いますが、収納計画もしっかり立てていますか?
今回の記事では「LDKで選ぶべき収納ドア」と題して、前編では収納の考え方、後編では具体的な収納ドアのご紹介をしていきます!

この記事を通して後悔しない家づくりのお手伝いが出来たら嬉しいです(^^)

 

家を建てる時、収納計画はどう考えるべき?

家づくり経験者のリアルな声

家づくりはお部屋の間取りから壁紙の色まで、決めなくてはいけないことが多くて大変ですよね。収納スペースについても悩まれる方が多いのではないでしょうか。ここで、フルハイトドアユーザーに実施した「家づくりについてのアンケート」をご紹介します。

アンケート回答者の約4割が「収納」にこだわったと回答していますね。一方で、満足いく収納を作れなかったと回答した方は共通して検討不足だったことへの後悔を挙げています。

つまり後悔しない収納を作るポイントは、「その収納を使ってどのような生活をするのかを事前にどれだけ想定できるか」なのです!このことを考えても、家づくりは間取りだけでなく収納計画というのも重要になってきますよね。そこで今回は、LDKの収納についてドアメーカーの視点でお伝えしたいと思います。

 

収納計画の考え方

1.住宅における一般的な収納量の考え方

住宅の収納スペースは、一般的に延べ床面積の最低10%くらいは必要だといわれています。約30坪の家なら、押入れサイズの収納が6個分必要という事になりますが、これは延べ床面積に対する平均的な収納スペースの割合なので、住む人の人数や暮らし方によって実際に必要な収納スペースは変わります。

 

 

2.自分に必要な収納量、具体的にはどうやって考えたらいいの?

自分に必要な収納量を考える際には、収納の考え方の基本を知ることがポイントになります。それは、「人」が必要な「モノ」がどれくらいあるかを把握し、それらが家の「どこで」使われて、「どこに」収納するのかです。

こちらはリクルートが行ったアンケートで、夫婦がリビングでそれぞれ何をするのかを調べたものです。

グラフにも表れている通り、リビングでの過ごし方は様々なので、それに応じて必要なモノは沢山あります。
多くのアイテムを効
率的に収納するには、それを使うエリアの近くに収納場所を作り、使用頻度順に収納位置を決めていくと上手くいきますよ!

 

今は問題なく収納されていて使いやすいものモノはそのまま同じように収納計画に入れて問題ありません。収納する場所がない、もしくは決まっていない、または使いづらいモノがあれば、見直していきましょうモノとの付き合い方を振り返ってみると、収納計画が立てやすくなりますよ(^^)

クローゼットドア選び

何をどこに収納するかの計画が完成したら、次は具体的に収納ドアを選びましょう。KAMIYAの収納扉(フルハイトクローゼット)は、設置場所やスペースの大きさなどに合わせて4パターンの開閉様式を展開しています。1つずつ見ていきましょう。

4つの開閉様式

①折れ戸

折れ戸は幅のバリエーションが多く、開口サイズに合わせて2枚から8枚まで設定があります。扉を開いた時に80cmしか開口が取れない引き違い戸と比べて折れ戸の方が広く取れるので使い勝手がよく、プランに組み込みやすいことが特徴です。

また、扉の吊元が固定されているタイプとフリーで動くタイプの2種類があり、お好みで設定していただけます。

②物入開き戸

壁面があまりない場所や、ちょっとした物入を作りたい時に選ばれることが多い「物入れ開き戸」。種類は次の2パターンです。

 

そして、折れ戸は横幅のバリエーションが豊富だったことに対して、開き戸は高さのバリエーションが90cmから2.7mまで、5サイズの展開があります。

 

「③スライド片開き戸」と「④物入連続納まり開き戸」については後編の記事でお伝えします!

 

クローゼットの高さを考える

この記事で収納扉について語っているのには理由があります。それは、リビングやキッチンの間取りから設備・家具までこだわる人が多いのに、なぜかクローゼットドアにはこだわらないというケースがあるからなんです。

例えばこちら。おしゃれな空間づくりを目指して出入り口にフルハイトドア®を入れたはずなのに、クローゼットのドアは高さ2mの低いものを設置したお部屋です。

クローゼット扉の高さがフルハイトドア®と揃わないことで空間で見たときにすっきり感を無くしてしまうのです、、。高さを統一をするとこうなります。

↓↓↓

お部屋がスッキリとした印象になりましたね!
収納扉の高さは空間の完成度を高めるポイントの一つなので、ぜひこだわってみましょう。
更に空間をおしゃれにするならディテールも需要です。ここでフルハイトクローゼットの細部のこだわりをご紹介します。

フルハイトクローゼットのこだわりポイント

1.ハンドル

シャープで洗練されたデザインにこだわるフルハイトクローゼットのハンドル。カラーバリエーションはクローム、サテンニッケル、ホワイト、ブラックの4色となります。

 

そしてもっとシャープにしたデザインがお好みの方にはこちらのスリムデザインがオススメです。

 

2.エッジ部分

シャープにみせるため、ハンドルだけではなくエッジにもこだわっています。ここでフルハイトクローゼットと他社のクローゼットのエッジを比較してみましょう!

どのメーカーも角の面取りを大きくとっていますが、それに対してフルハイトクローゼットはシンプルなスクエア形状なので見た目のラインが極限まで細くことが特徴です。スクエアエッジのクローゼット施工例はこちら。縦のラインがシャープですね。

 

3.取っ手レスデザイン

クローゼット扉がまるで壁のようになり、空間がスッキリと洗練された印象になることが特徴の「取っ手レスデザイン」。このタイプのクローゼットはまだKAMIYAの他は数社にしかありませんが、ディテールを比べてみると違いがよくわかります。ここで他社と比較してみます。

■スリットのサイズ

他社の取っ手レスクローゼットはスリット幅が3.2cmと大きく、継ぎ目が正面にはっきり見えているのでシャープな印象が薄くなっています。

 

■手掛けの形状

こちらの写真はフルハイトクローゼットと他社のクローゼット扉の断面です。ご覧の通り、フルハイトクローゼットの中には空洞や隙間がなく、しっかり密度がある構造になっています。長く安心してお使いいただけるクローゼット扉です。

 

■使用感

この二つのクローゼットは一見同じ様に見えますが、実際に手をかけてみると全然違うんです。

他社のクローゼットを拡大してみます。
先程の断面写真を見てもわかる通り、他社の手掛けの溝は角ばっています。そのため、どうしても開閉する時に指の背が角に当たってしまい、指に跡がつくくらい食い込みます。

実際に開けてみるとちょっと痛いです。もし検討されている方は実際に手に触れて確かめると安心です。毎日触れるものだから使い心地は大切にしたいですよね。

ここまではクローゼットのディテールを中心にお伝えしてきましたが、後編では「デザイン性を重視した3つのフルハイトクローゼット」や「プラン段階で組み込む収納術」などをご紹介していきます!
次の記事もお楽しみに(^^)


※ドア専門メーカーが教える収納扉の選び方後編はコチラ

 

※もっとフルハイトドア®を知りたい方へ

フルハイトドアのショールームは4つの無人のショールームを含め、全国に11か所あります。ぜひお近くのショールームでフルハイトドアの世界を体験してみてください(^^)すべてのショールームは完全予約制のため来場の際には事前のご予約をお願いします。

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