イタリアのジェラートって・・・
- 2025.09.05
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日本で新しい体験をつくり続けるイタリア人OLフランチェスカのブログです。
みなさん「ジェラート」という言葉をよく耳にすると思いますが、ジェラートってどんなものかご存じでしょうか?ぜひこのブログでご紹介したいと思います!
ジェラートの作り方
アイスクリームと呼ばれる食べ物は多いですが、実は作り方によってはいくつかの種類があります。
一つはジェラート、もう一つはソフトクリーム、そしてスーパーやコンビニでも売っている一般的なアイスクリームです。
ジェラートの主な材料は牛乳、砂糖、お水、卵、生クリームと空気です。このベースに様々な材料を加えて、色んな風味を作り出します。
1. まずは材料を混ぜて、沸騰しない温度でゆっくり温めて、低温殺菌します。
2. 次の段階では約4~5℃の温度で少なくとも4~6時間、絶えず混ぜ続けます。
3. 時間になったら、もっと温度を下げてさらにかき混ぜます。これによって、混ざった材料は液体の状態からジェラート特有のクリーミーな状態へと変化します。氷の粒が出来てしまうと口当たりが悪くなるので、急速に-15℃まで温度を下げます。また、絶えず攪拌することで、ジェラートが自然に空気を取り込み、膨らみす。
4. このプロセスで作られたジェラートは溶けやすいため-18度程度の温度で保管する必要があります。
イタリアのジェラート文化の豆知識
ジェラートってどういう意味?
日本では様々な種類のアイスをアイスクリームと総称しますが、イタリアでは、すべて『ジェラート』と呼ばれているんです!
日本で「ジェラート」と呼ばれるタイプならイタリアでは「ジェラート・アルティジャナーレ」(職人技ジェラート)って言います。
家でも作れます!
ジェラートの作り方が難しいと見えるかもしれませんが、実は家でもジェラートを作れます!ジェラートメーカーという機械の中に材料を入れれば、1時間以内にジェラートを作れます!いつでも好きなジェラートの味が作れますので最高です!

ジェラートのフレーバー
ジェラートのクラッシックな味は10種類ぐらいです:チョコレート、クリーム、フィオルディラッテ(ミルク味)、ザバリオーネ(卵黄・砂糖・ワインを入り)、ストラッチャテッラ(ミルク味とチョコレートチップ)、コーヒー、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、ストロベリー、レモン。でもどの味も作ることができます!
近年ではフレーバーの研究がますます盛んになり、アイスクリームのイメージでない風味や材料を組み合わせたフレーバーが増えてきました。ベーコン味やチーズ味のアイスクリームまで生まれました!
「プッフォ」味のジェラート
大人気で特別なジェラートのフレーバーの1つは「プッフォ」というジェラートです!
1980代に生まれた味、青のジェラートです。このフレーバーのインスピレーションは映画のキャラクターの「スマーフ」(イタリア語で「プッフォ」)から来ています。面白いことは同じ鮮やかな青でもメーカーによっては味がちょっと違います!
よくある味はバニラ・アーモンド・綿菓子ですが、このフレーバーを普段と違うお店で買うと、味が違うことに驚くかもしれません。

ジェラートは素敵なお土産です!
友達の家でご飯を食べる時、日本ではチーズケーキなどのお菓子を持っていくことが多いかと思いますが、イタリアではジェラートが大人気です。夏でも冬でも、皆さんが好きなデザートです。ジェラート屋で買う時、色々な味を選んで同じ容器の中入れることができますのでそれぞれの人の好みと合わせられます。面白いことは大部分のジェラートの味は落ち着いた色になりますので見た目だけで味を分かることが難しいです。例えば、ヘーゼルナッツ・コーヒー・ピスタチオは似ている薄い茶色だし、ミルク・レモン・ヨーグルトは全く同じ白になります。よくジェラートを買った人もどの味を買ったか忘れてしまうので、みんな味見をしながら推測してみます!(笑)
牛乳なしのジェラートも作れます。
ジェラートのメインな材料の1つは牛乳ですがアレルギーやダイエットで牛乳を口にすることが出来ない人が多いです。この理由のために、近年では豆乳やその他の植物性ミルクなどを使用したミルク代替品の人気が高まっています。「シャーベット」も代替品として最高です!ジェラートと似ていますが、材料は果肉、砂糖、お水だけです!
日本でジェラートを売っているお店はたくさんで、ぜひ食べてみてください!
このブログが面白かったら嬉しいです!
Ciao!
FRANCESCA
フランチェスカ
イタリア・ラヴェンナ出身
国立ヴェネツィア大学卒