同じハイドアでも見え方が違うのはなぜ? ノイズレスな壁面の作り方
- 2026.09.21
- ✎ 家づくりのヒント

お部屋の空間がすっきり広く見えると、モダンな家づくり界隈で人気の「ハイドア」。
一見どれも同じようにお洒落に見えますが、メーカーや製品によって仕上がりは様々です。
中には、「SNSで見た素敵なハイドアを採用したのに、なんだか思っていた雰囲気と違う…。」そんな後悔をする人も。
その原因は、実は高さと枠にあるんです。この記事では、ハイドアで洗練された空間をつくるポイントをお伝えします。
ハイドアでも天井まで届くとは限らない
ハイドアと聞くと、天井まで届くドアを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、高さや納まりはメーカーや商品によって異なるため、ハイドアだからといって必ずしも天井まで届くサイズではありません。ここが実は重要なポイントなんです。
例えば、天井高2.4mの部屋に高さ2.2mのハイドアを設置した場合、ドアの上に20cm程の壁ができます。「垂れ壁」とか「下がり壁」といわれていますが、この壁があることでドアの輪郭が強調されるんです。
一方、ドアを天井まで届く高さにすると開口部を遮るものがなくなるので、天井の繋がりが生まれます。
ドアを少し高くするだけでは下がり壁の存在を消すことができないため、ハイドアの長所を生かしきれないことがあります。天井まで届く高さで下がり壁をなくし、壁面を構成する要素を減らす。それがノイズのないスッキリした空間づくりに役立ちます。

下がり壁をなくしても左右に「枠」が残る
もうひとつの重要なポイントが扉の周囲にある「ドア枠」です。一般的な室内ドアには、扉を取り囲むようにドア枠が取り付けられています。ドアが天井まで届いていても、左右に枠があるとドアのラインと枠のラインが並んで現れます。最近ではできるだけ枠を細くして目立ちにくくしたハイドアも登場していますが枠の存在が消えるわけではなく、さらに構造上必ず手前に出っ張っているので、視覚のノイズになります。

| インスタグラムの写真には要注意!? 画像では枠が無いように見えても、実際には枠が出っ張っていることが多いので注意が必要です。薄い枠なら遠目で見ると一見無いように見えるので、各メーカーともそういった写真を出しています。冒頭でもお伝えしたような、ハイドアを実際に付けてみたらイメージが違うということを防ぐためにも、ノイズのないすっきりした空間にこだわる方は本当に枠がないドアを選ぶことがポイントです。 |
ノイズレスを実現した唯一のドア「フルハイトドア®」

フルハイトドア®はその名が表わすように天井まで届く高さで、独自開発の「ステルス枠」により完全枠レス納まりを実現している唯一のハイドアです。住空間には、ドア枠、窓枠、見切り材、巾木、金物など、視界のノイズとなる要素が数多くあります。
そこで、下がり壁とドアを囲む枠をなくし壁面を分断する要素を極力減らす。このドアはその発想から生まれました。
壁面に現れるのはドアの輪郭だけ。ドアの存在感が抑えられ、壁との一体感が生まれます。
ドアを壁の一部であるかのように見せる考え方をKAMIYAでは「壁面化®」と呼び、フルハイトドアが生み出す空間の重要なコンセプトとなっています。
まとめ
ノイズレスな空間を目指す人がハイドア選びで後悔しないためのポイントは、「高さ」と「枠」をしっかり確認することです。どこまで高さを伸ばし、枠がどのように納まっているのか。その違いが壁面の見え方、ひいては空間全体の印象を左右します。ぜひ皆さんも家づくりの際にはドアのデザインや色だけでなく、「高さ」と「枠」にも目を向けてみてください。細かな違いを意識して選ぶことで、きっと理想の住まいに近づくはずです。



