実験!室内ドアの表面に洗剤を吹きかけて放置してみた


こんにちは!神谷コーポレーションの水嶋です。


コロナ禍ということもあってショールームに来られたお客様から、最近こんな質問をいただくことが増えました。

 

 

「ドアってアルコールで拭いてもいいんですか?」

 

「ドアに洗剤スプレーを吹きかけても大丈夫ですか?」

 

 

室内ドアは木製品なので水に弱く基本的に水分はなるべく避けていただくようお願いしていますが、実際に水を吹き付けてお手入れするとどうなるのでしょうか?

 

ましてそれが洗剤なら・・・?

 

 

ということで実際に試してみました!

 

まずは、「ドアの表面は何でできているのか」からご説明したいと思います。

表面材とは?

 

室内ドアは1枚の分厚い木の板をそのまま使って作られているようにも見えますが、実はその多くが板を貼り合わせた「フラッシュ構造」という造りになっています。

画像は家具のフラッシュ構造ですが、ドアの場合も基本的に同じような造りになっています。

 

参照:ベルメゾン家具の素材辞典

 

ドアの表面材は、表面材1」と表示されている1ミリ以下の薄いシートと表面材2」と表示されている合板やMDFを張り合わせた板でできています。

表面材はいくつかの種類があって、素材の違いによってそれぞれ違う性質があるんです。

 

強化紙

木目をプリントした薄い紙に加工を施して強度を高めたものです。

組み立て家具などに多く使われています。

 

オレフィンシート

ポリプロピレンやポリエチレンなどが原材料の樹脂製シートに木目のプリントを施したもので、樹脂のため強化紙よりもやや丈夫な仕上がりがポイントです!

 

ウレタン塗装

こちらはシートは貼らずに、画像の表面材2の合板にウレタン系の油性塗料を使用して塗装を施したものです。

シート仕上げだと下の写真のように角に継ぎ目が見えてしまいますが、ウレタン塗装だとすべての板を貼り合わせた後から塗りつぶし塗装を行うので、継ぎ目がなくキレイに仕上がります。

 

突板(つきいた)塗装

本物の木を薄くスライスし、合板に貼ったものをウレタンクリア塗装で仕上げています。

ウォールナットなど、天然銘木の美しい木目がポイントですが、本物の木なので経年変化で色が変化していくという特徴を持っています。

 

 

今回の実験ではKAMIYAのフルハイトドアに使用されている、これら4種類のA4サイズの表面材サンプルを使用して行います。

 

いざ実験!

実験に使うのはお掃除でよく使用される4種類。

・アルコールスプレー

・マイペット

・重曹スプレー(水200mlに小さじ1杯の重曹を溶かしたもの)

・食器用洗剤スプレー

 

これらを表面材サンプルに吹きかけて、そのまま1時間放置しました。

 

1時間経った後、洗剤を拭き取って面材の変化を見てみます。

重曹スプレーと食器用洗剤スプレーは溶剤の跡が残ってしまうので乾いた水分を取った後、水拭きし、さらに乾拭き。

アルコールとマイペットは水分を拭き取り、よく乾拭きしました。

 

 

表面材はどうなったのか

 

強化紙

【拭き取り前】

しっかり洗剤が貼り付いているように見えますね。

 

 

【拭き取り後】

とても薄いのでうまく撮れなかったのですが、薄っすらと水分を浸み込んだ模様が見られます。

ここはマイペットの部分ですが、アルコール・重曹スプレー・食器用洗剤とすべての所でわずかながら跡が残っていました。

 

 

※その後さらに1時間ほど乾かして再確認したところ浸み込んだところは乾いてわからなくなりました。

 

オレフィンシート

【拭き取り前】

【拭き取り後】


樹脂製のシートのせいか、どの部分でも水分が染み込んでいる様子はありませんでした。

ウレタン塗装

【拭き取り前】

 

【拭き取り後】

こちらもすべての部分で変化は見られません

 

突板

【拭き取り前】

【拭き取り後】


本物の木なので一番水分が浸み込みそうですが、ウレタンのクリア塗装をしているせいかこちらも全て変化は見られませんでした。

 

実験結果

■アルコール・重曹・マイペット・食器用洗剤での違いは見られなかった

■強化紙はわずかながら水分を吸って跡が残った

■オレフィン・ウレタン塗装・突板塗装は1時間程度の放置なら変化はなかった

強化紙の場合わずかながら水分を吸ってしまうことがわかったので、水分を直接吹き掛けたり時間を置いたりするとドアにダメージが残る危険性があります。

その他の面材については1時間程度の放置なら、染み込む様子は見られませんでした。

ただ、何度も繰り返していくうちにどのような変化が起きるのかはわからないので、ドアに付ける水分は最低限の量ですぐに拭き取るようにしてください。

ここで、実際にショールームで行っている強化紙も含めたドアのおススメ除菌方法をお伝えしたいと思います。

 

 

ショールームで行っているおススメのドアの除菌方法

KAMIYAのショールームではコロナ対策として、お客様の見学が終わった後、次のお客様が来場されるまでの間に毎回アルコール消毒を行っています。

テーブルや椅子だけでなく、もちろんドアノブやドアにも行っています。

その方法は、

アルコールスプレーを吹きかけた布、あるいはアルコール除菌のウェットティッシュで拭くというものです。

直接吹き掛けるわけではないのでドアに付く水分はごくわずかなのでおススメです!

実際に強化紙の表面材にも毎日数回行っていますが、特に変化はありません。

拭き取りの際は、ゴシゴシせずに優しく拭き取ってあげてくださいね^^

 

 

その他のドアのお手入れ方法

 

ここで、その他のお手入れ方法についてもご紹介したいと思います。

ホコリ

基本的には乾拭きか、はたきのようなもので落ちると思いますが、ホコリが水分などで固まってしまっているような場合には、水に浸してギュっと絞った布で汚れを落とした後、柔らかい布で乾拭きしてください。

 

手垢・泥汚れ

薄めた中性洗剤に浸した布を絞って汚れを落とした後、洗剤が残らないように乾いた柔らかい布で乾拭きをしてください。

 

ペンや色えんぴつの汚れ

水性ペンや油性ペン、色えんぴつ、クレヨンの汚れについては「白い扉でもすっきり汚れが落ちる?」というブログで何の液体を使うと汚れが落ちやすいか実験を行っているので詳しくは是非そちらをご覧ください。
↓↓↓画像をクリック!

 

 

いかがでしたでしょうか。

今回はドアに使用される表面材に液体スプレーを吹き付けて1時間放置するとどうなるか実験を行いました。

強化紙はわずかながらに水分を吸ってしまったことから、ドアに直接液体スプレーを吹きかけるのはあまりよくないということが改めてわかりました。

ドアのお手入れをするときには液体を直接ドアに掛けずに染み込ませた布で拭いていただくことをオススメします!

 


 

 

この記事を書いたのは↓↓

ブランディング企画課 みずしま

 

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フルハイトドアのKAMIYA

 

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