春がきた!イタリアでの再生の祝い、「イースター」についてのお話

念願の日本企業に入社したイタリア人女子フランチェスカ。しかし、新型コロナのせいで入社以来一度も日本に渡航できず、イタリアでテレワーク生活を余儀なくされている。同期にも会えずちょっと寂しい思いをしているOL1年生のイタリア日記です。

 

 

春は始まりそう、晴れる日が増えてきて、花が咲き始めます。この春めく再生の雰囲気でイースターを祝います。

イースターの起源

イースターは宗教的祝日で、イタリアでの名前は「パスクワ」(Pasqua)です。一番人気なのはキリスト教のイースターです。そして、生まれた場所で一番人気なのですから、自分の経験で最も知っている伝統です。この理由でこのブログにキリスト教の復活祭について少し話したいです。

でも、宗教的祝日だとしても、多くの人はこの伝統に従って育ちましたから、忠実ではなくても色々なことに参加します。

イースターは毎年違う日付で、春の最初の満月後で1番目の日曜日にあります。この日より前にあるお祝い(例えばカーニバルの日)も計算しますので、とても重要な日付です。

今年は17日がイースターの日曜日です。

 

復活祭の起源が古代です:ヘブライの伝統から由来します。

ヘブライのイースターはエジプトからユダヤ人々の解放を祝います。ヘブライ語の名前は「ペサハ」(Pesach)で、意味は「過越(すぎこし)」です。この名前は聖書のエピソードに由来します。その時ヘブライ人はエジプトの奴隷でしたから、エジプトを罰しようと死の天使が長子を殺すために送られます。でも自分に忠実なヘブライ人の長子を守るために、神はユダヤ人に子羊の血で家のドアにマークをつけるよう警告します。そのマークを見たら、死の天使はその家を「過ぎ越します」。このイベントの後でヘブライ人は奴隷制度から解放されます。

ヘブライに対してキリスト教の復活祭は同じぐらい時期にありますが、キリストの復活を祝います。

イースターの主なイベント

聖週間は復活祭の1週間前の日曜日から始めます。この日は枝の主日と言われます。

枝の主日は他の聖書のエピソードを思い出します:キリストがエルサレムに凱旋入場したエピソードです。人々はイエスを街に迎えるようにパームと他の木の枝を振ったと言われます。年月が過ぎ、見つけにくいパームの枝はオリーブの枝に代わりました。ですから、枝の主日にミサのところで司祭はオリーブの枝を祝福して、帰る前に教徒たちが取ります。

オリーブ木は色々な宗教的な意味がある木ですが、主なのは平和のシンボルです。この理由で枝を自分の家に持って来ても、友達にプレセントにとしてあげます。

子供の頃、教会の外に大きなテーブルを準備して、その上に枝の山を置いてありました。祝福した後で自分の好きな枝を選んで家に持って行きました。

風通にその取った枝は次のイースターまで家で保管して、後は教会に戻すか自分で燃やします。私の家族は新しい枝をもらう時古いのを燃やします。

去年のオリーブ枝。新しいのをもらったら燃やします。

 

聖週間で毎日キリストの人生のエピソードを思い出しますが、一番重要な日は週の終わりにあります。

聖木曜日に最後の晩餐の日だし、聖金曜日にイエスの受難を思い出します。

因みにこの日に色々な町でキリストの十字架の道を表されます。

十字架の道は14エピソードでイエスの死刑から十字架に掛けたまでの流れを表されます。よく教会の身廊で絵か像が掛けてありますが、聖金曜日で色々な町は行列を組織します。ある町では固定位置に「生きている絵」があって、時代衣装を着ている俳優は各エピソードを表します。他方町では、行列がります:時代衣装を着ている行列もあるし、フロートに置いた各エピソードを表わしている像のパーレドもあります。

そして、色々な町で特別な伝統があります。例えばリグーリア州のサボナで、行列の先頭で「真の十字架」の遺物があります。

このイベントは町の伝統ですから教徒にも、教徒じゃない人にも人気です。

一番人気な十字架の道はローマのです。法王も参加して、国のテレビで放送されます。

2019年にコロッセオの前にあった十字架の道。

 

復活祭前日の聖土曜日にイースターの徹夜があります。土曜日の日没から日曜日の日の出前までに教会でずっとミサが続きます。イースターの意味は死に対する人生の勝利ですから、暗い夜から日の光への移行はとても重要なシンボルです。

 

翌日曜日はイエスの復活の日です。教徒はミサへ行きますが、多くの人にもこの日は家族の全部と会える機会です:昼ご飯で集まって、1日を一緒に過ごします。

宗教的な祝日にもかかわず昔から春で繁栄のため、冬の後でいい天気が戻った喜びのために儀式がありました。ですから、イースターでキリストの復活に加えて、一般的に希望、再生、新しい始まりなどの喜びを祝います。

私の家族で日曜日は全ての親類と昼ご飯を食べます。私の辺から海が近いですから、多くの人は食べて終わったらビーチで散歩します。家族と時々行きましたけど、天気に関して危ない季節です!急に晴れる日も雨が降っている日になりますよ!急いでに車へ足なければならなかったことがありましたね!

 

月曜日も祝日ですが、この日の人気なアクティビティは友達と日を過ごすことです。晴れる日ならバーベキューなど人気だし、日帰りの旅行も人気です。

イースターのシンボル

イースターに関してあるシンボルが多いです。あるのはヘブライの伝統から来て、他方では他の古代文化に共通の起源があります。

子羊はヘブライのイースターで重要なシンボルだし、キリスト教でもそうなのですが、意味が変わります。子羊は純粋で無実な生き物と見なされたので、犠牲者として使われました。そして、ヘブライのイースターでは、子羊の血のおかげで家を死の天使から守ることができます。

キリスト教の伝統では純粋と無実の特徴で子羊とイエスを同一視します。復活祭で犠牲にされた子羊みたいに、キリストは人類を救うために彼自身を犠牲にしました。

 

白い鳩は繰り返される宗教的なシンボルです。復活祭の関連に平和の意味があります。

 

オリーブ木は平和のシンボルだし、ベルと一緒にキリストのエルサレムに凱旋入場のエピソードを思い出します。

 

現在のウサギは古代キリスト教の起源であった野ウサギのシンボルと繋がります。野ウサギは季節によって毛の色を変えますので、復活を象徴します。

うさぎはイースターのマスコットです!

 

は色々な古代伝統で肥沃のシンボルです。キリスト教にひよこと一緒に卵も復活の象徴になります:死を表している殻から生命が生まれます(ひよこ)。

小学校で作った物です。イースターの時中に飾れた卵を置いて、両親にプレセントしました。

イースターの料理

全部の祝日と同様に、皆さんが興味があることは食べ物です!

宗教的なことに参加している人は主に忠実だし、時々あるイベントで忠実ではない人も参加しますが、誰にも共通する点は美味しいイースター食べ物を食べたいということです!復活祭をお祝いしなくても、よく自分の家族の伝統を続けて、この休日時期で親類と友達一緒に喜んで楽しい時間を過ごします。

伝統的なローカル料理に加えて、イタリアの全国で共通食べ物があります。

子羊がシンボリックの意味だけなくて、復活祭の主な料理の間にあります。オーブンかフライパンで焼いたり、フライしたり、自分の好きな作り方を選びます!私の家族は大体毎年で料理を変えて、いつも新しいレシピを作ってみます。

最後のレシピ:ピスタチオのパン粉をまぶした子羊。

でも、子羊のことについて、反対する人が多いです。この人たちにとっては子羊を食べることは残酷ですから、禁止するべきことです。

 

とても有名な甘いものはイースターの「コロンバ」(Colomba)です。ふくらまったケーキだし、クラッシックバーションの中に砂糖漬けのオレンジがあって、上にアイシングとアーモンドで覆われています。でも一番大切なことは形です!使っているケーキの型は白い鳩の形があります(イタリア語で白い鳩は「Colomba」と言います)。

起源について多くの説があります。何世紀にわたって平和のサインを象徴したい状況で白い鳩の形がある食べ物を作られたそうです。でも現在のケーキは約1930年にミラノであるMottaという会社から作成されました。この会社はクリスマスのパネットネという甘いデサートをイースターのためにも作りたかったです。だんだんコロンバが人気になって、今復活祭の時期でどこでも工業生産とベーカリーで作ったお菓子を買えます。

現在でも会社の生産を続きました。

 

最後に基本的な役割がある物は卵です!

食事で色々な作り方で食べますが、イタリアでは一番人気なのはチョコレート卵です!

見つけられる味とサイズはとても多いです。工業生産で作った卵はイタリアの主要なチョコレートブランドから作られています。サイズのバラエティが多いですが、一番人気なのは150グラムから300クラムまでだと思います。でも1メートル高い卵ありますよ!抽選やイベントなどでプレセントにとしてあげたりたり、誰かに大きいプレセントをあげたりの場合には選びます。本当に印象的なことです:紙とリボンで人と同じぐらい高さになることができます!

 

さらに工業生産で作った卵はシンプルな形がありますが、手作りチョコレートの卵はよく実際の芸術的な作品です!ドライフルーツに覆われたり、彫刻されたりしていますが、私の一番好きなのは飾られた卵です。色々な色のアイシングで装飾をしても、殻に絵を描いても、この物を作成した人の熟練を示します。

ベールの形がありますが、アイシングとてもかわいいと思います!

 

でも子供達あチョコレートの卵を好きの理由はもう一つあります:卵の中にサプライズがあります!

中にサプライズを入れた卵をプレゼントにする伝統は19世紀の終わりに始めました。ファベルジェというロシアの金細工師はロシアのツァリーナのために最初のサプライズを隠した卵を作りました。ファベルジェの卵に触発されて、だんだん最初のサプライズがある卵をチョコレートで作って始めました。

現在に見つけられる物の間に小さい宝石や小さい物がありますが、一番多いのはおもちゃです!そしてテーマがある卵がますます人気になりました。テーマの多様性が多いです:アニメ、映画、サッカーチームに触発された物など入れてあります。

チョコレートの卵の中にプラスチック卵で守ったサプライズがあります!

実は子供がいなくても、今でも私の家族にイースターの卵をプレゼントであげます。20歳以上になっても、よくいとこに彼の好きなチームのチョコレート卵をあげます!

 

さらにチョコレートで作った物は多いです。もっと小さい卵、バニー、鶏の形もとても人気です。最近バニーのキットカットを初めて見た時本当にびっくりしてしまいました!

バニーのキットカット。

 

 

長い年月を経てとても商業的な祝日になったと思いますが、どこでも行ったらかわいいバンーとひよこや花が見えますので、この時期ではいい感じがあると思います。

クリスマスとバレンタインと比べて日本では復活祭の祝日はそんなに人気ではないと思います。

イタリアでのイースターについて読むことが参考になれば嬉しいです。

Ciao!

 


FRANCESCA BALDUZZI

FRANCESCA BALDUZZI
フランチェスカ・バルドゥッツィ
イタリア・ラヴェンナ出身
国立ヴェネツィア大学卒
2021年4月神谷コーポレーション入社

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