収納戸も隠し扉に!空間がスッキリ見えする家づくりの工夫。

収納にも「隠し扉」という選択肢

リビング収納やキッチンのパントリー、廊下などの壁面収納や居室のクローゼットに玄関収納。
収納は、すっきりとした快適な暮らしをする上でとても大切です。その一方で、家づくりにおいて完成後の不満がとても多いのもまた収納なんです。容量不足や仕切りの使いにくさなどの他、意外と多い収納への不満が、「生活感が出てしまう」というものです。
中が見えてしまうタイプはもちろん、扉付きでも枠や収納戸、ハンドルなどのデザインが目立つと、なんだか空間がスッキリ見えないということがあります。収納量はしっかり確保したい。でも、収納の存在はできるだけ目立たせたくない。
そういった場所では、収納の入口を「隠し扉」にしたり、扉の存在感を抑えた「隠し扉風」に整えたりする方法も選択肢のひとつです。収納の入口を壁面になじませることで、必要な収納量を確保しながら生活感が出しにくい空間をつくることができます。

「隠し扉」と「隠し扉風」

収納の扉を考える際には、まず「扉の存在をどこまで隠したいのか」を整理することが大切です。

隠し扉とは壁と一体化させたり、前に何かを置いて隠したりすることで収納の入口そのものを見えなくするものです。
一方で、隠し扉風は扉を完全に見えなくするのではなく、枠や金物、色、素材などを工夫しながら、収納扉の存在感をできるだけ抑えてパッと見たときにどこに収納があるのかをわかりづらくする考え方です。

収納の場所や使用頻度によっては、完全に隠すことよりも開閉しやすさを保ちながら空間になじませるほうが適している場合もあります。大切なのは、隠すこと自体を目的にするのではなく、その収納をどのように使い、空間をどのように見せたいのかを第一に考えることです。

フルハイトドア®の収納戸でできる隠し扉収納

壁と一体化する隠し扉「F/S収納戸」

壁と扉を同色の塗装仕上げに。F/Sクローゼット4型

収納の入口をできるだけ目立たせたくなくするには、壁と収納扉の仕上げを揃える方法が有効です。フルハイトドア®の「F/S(エフエス)収納戸」は、壁と同じクロスを貼ったり同色に塗装したりすることで、隠し扉のように見せる収納が作れます。さらに、軽く押せば扉が開く「プッシュラッチオプション」を組み合わせれば、扉の表面にハンドルやつまみを取り付ける必要がないためさらに壁と一体化して見えます。

金物レスの隠し扉風収納戸「MC2型クローゼット」

収納扉は、必ずしも完全に隠す必要はありません。扉のデザインや金物の見え方を工夫するだけでも、収納の存在感は大きく変わります。たとえば、引手を表面に見せないクローゼット扉であれば、扉に付く要素が少なくなり、壁面を整えて見せやすくなります。

フルハイトドア®のMC2型クローゼットは、扉の表面に引手を設けず上下に通った手掛けで開閉するデザインです。収納扉としての使いやすさを保ちながら、金物が見ないことで収納戸の存在感が薄くなります。

鏡の効果による隠し扉収納(MM6・MM8型クローゼット)

また、扉そのものを鏡として見せる方法もあります。MM8型のミラータイプは収納扉ながら、閉じているときには美しい大きな鏡として空間に映ります。寝室や廊下、ウォークインクローゼットで身支度に使える実用性を備えながら、一見収納扉とはわからないお洒落なミラーとして見せることができます。

 

こちらも完全な隠し扉ではありませんが、収納の入口をそのまま見せるのではなく、鏡という別の役割を持たせることで、空間に自然になじませる方法です。

ドアと収納の高さを揃えた連続開き戸収納

収納を目立たせなくするためには扉単体のデザインだけでなく、空間全体のラインを揃えることも重要です。
最近ハイドアを選ぶ方も多いのですが収納の扉は従来の2mのままというケースが多く、ドアと収納で異なる高さの線が壁面に出来てしまうので空間がスッキリ見えしません。さらに壁から出っ張っている枠や収納扉の上に残る下がり壁によって、収納がさらに目立ちやすく生活感が出やすくなってしまいます。

ドアとクローゼットの高さが違うとスッキリ見えない

フルハイトドアは、収納戸もドアと同じく「枠レス納まり」と「天井までの高さ」が特長です。そのため、ドアと収納扉の上端ラインが天井高さで揃うだけでなく、枠や下がり壁がないことでさらに壁面がすっきりと見えます。また、壁用クロスに多く使われているホワイト系のカラーバリエーションも多いので壁とドアの色が揃えやすく、隠し扉風の収納が作りやすいです。

枠レス天井高のフルハイトドア。大きなクローゼットもスッキリ。

さらに間に間柱を入れず、収納扉を一面に並べることができる「連続納まり」で壁一面を収納にすれば、さらに扉の存在感が薄れ、生活感を出さずに大容量の収納を確保することが可能です。

扉を完全に隠していなくても、高さや納まりを揃えるだけで出入口のドアと収納が空間の中で調和しやすくなります。収納扉だけを考えるのではなく、室内ドアを含めた壁面全体で計画することが収納の存在感を抑えるポイントです。

収納を隠すことで、見せたいこだわりが際立つ

「壁と仕上げを揃えて収納の入口を隠す。」
「ハンドルや引手を見せずに、扉の情報量を抑える。」
「鏡として見せることで、収納とは異なる役割を持たせる。」
「室内ドアと収納扉の高さを揃え、壁面全体を整える。」

これらのちょっとした工夫で、収納の見え方はかなり変わってきます。
収納の隠し扉は、単にものを見えなくするための仕掛けではありません。収納の入口や扉の存在感を抑えることで空間のノイズが減り家具や照明、素材、窓からの眺めなど、本来その空間で見せたいものに自然と目が向くようになります。
収納は家が完成してからの工夫はやりにくいため、家づくりの段階で収納の隠し扉もぜひ選択肢のひとつにしてみるのはいかがでしょうか。

 

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