イタリアにもかき氷があるの??
- 2026.05.18
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日本で新しい体験をつくり続けるイタリア人OLフランチェスカのブログです。

夏の暑さが近づいたらかき氷を食べたくなりませんか?日本のかき氷は世界でも有名ですが、イタリアでもかき氷と似ているデザートが2つあると知っていますか?
イタリアの「かき氷」
かき氷は、氷をベースにたくさんの組み合わせでシロップやフルーツなどをかけたデザートです。イタリアでは同じ材料で作られた2つのデザートは「シチリア風グラニータ」と「ローマのグラッタケッカ」です。
シチリア風グラニータ
まずはシチリア風グラニータを紹介したいと思います。このデザートは、水、砂糖、果汁(またはコーヒー・アーモンド・ピスタチオなど)を混ぜ合わせて作る、半冷凍のデザートです。
グラニータはイタリアの南にあるシチリア島で生まれたデザートです。西暦9世紀頃、シチリア島はアラブ人によって統治され、彼らは果汁と砂糖で味付けした冷たい飲み物であるシャーベットをもたらしました。
最初は冬に山から雪を集め、特別な場所に保管しておき、夏にこの飲み物を作れました。西暦16世紀頃になると、技術の進歩に伴い、雪はグラニータの「主原料」から、「液体を凍らせるための冷却材」へとその役割を変えました。この時期に発明されたのが、二重構造の製造機です。外側の木製バケツには塩を混ぜた雪を敷き詰め、内側の亜鉛製バケツには水・砂糖・果汁を合わせた液体を入れます。ハンドルを回して内側のバケツをゆっくり回転させることで、液体はゆっくり凍ることで、氷の粒が残らない滑らかな仕上がりを実現できるようになりました。
現在では最新の機械が使用されていますが、製造工程自体は変わっていません。
伝統的な味は黒桑の実グラニータ、アーモンドグラニータ、ジャスミングラニータです。その他のとても人気がある味はコーヒー、レモンとピスタチオです。
でもグラニータの一番面白いことが食べ方です!イタリアの全国では食べる時間はいつでもよくストローまたはスプーンで食べますが、シチリア島では朝ご飯としてブリオッシュという甘いパンと一緒に食べています! 温かいブリオッシュはグラニータに浸して食べたり、スプーン代わりに使ったりして食べます。シチリア島以外はこの食べ方はないので、聞いたことがないイタリア人もいます!

子供の頃シチリア島へ行った時、アールモンド味のグラニータを食べましたが朝ご飯で食べる習慣があるとは知らなかったので、観光地を巡っている途中で少し休憩した時にブリオッシュなしで食べてしまいました!あの日から何年も経ったけれど、あのグラニータのスムースな食感と美味しい味は今でも鮮明に覚えています!
ローマのグラッタケッカ
今回紹介するデザートの中は日本のかき氷と一番似ているデザートはローマのグラッタケッカです。ローマ発祥のこの典型的なデザートは、大きな氷のブロックを専用の道具で細かく削り、そこにシロップや果汁を加えて風味付けしたものです。かき氷と比べたら、機械ではなく、手持ち式の道具を使います。この道具には、氷を削るための刃と、デザート1人分に必要な量の氷を採取するための小さな容器が付いています。

このデザートの名前は、その作り方に由来しています。「grattare」(削る)と「checca」(ローマ方言で氷のブロック)という2つの単語から成り立っています。
今は本物のグラッタケッカを作っているお店はローマに少ないです。機械で砕いた氷を使ったバージョンの方が作りやすいため人気がありますが、オリジナルのレシピには敵いません。
実はフリーマーケットでグラッタケッカの専用道具を見つけたので、実家にあります!残念ながら道具が古くて使えませんが、あまり見つけられない物ですから実物を持っているとのことで嬉しいです。


グラニータとグラッタケッカの基本材料は同じですが、作り方で別の味が出来ています。グラニータは液体を半凍らせたものなので、味が均一です。一方、グラッタケッカでは氷とジュースが別々になっているため、ジュースと細かく削った氷の異なる食感を楽しむことができます。
初めて日本のかき氷を見た時にびっくりしてしまったことは材料の量です!イタリアのグラニータとクラッタケッカはフルーツのデコレーションがあっても基本的にコップに入れます。でも日本のかき氷はお皿いっぱいになります!よく中にフルーツやもちなどもありますのでデザートより、普通の食事のサイズと近いです!
グラニータとグラッタケッカはかき氷より持ち歩きやすいと思いますが、三つも美味しいので一つを選べません!
皆さん、この2つのデザートは聞いたことがありましたか?
このブログが面白かったら嬉しいです!
Ciao!

FRANCESCA
フランチェスカ
イタリア・ラヴェンナ出身
国立ヴェネツィア大学卒



